吾妻渓谷雪景色

昨夜の大雪、我が家で30センチ弱の積雪だった。前橋に出かける用事があるので、玄関から車まで、ガレージから家の前の道路まで、バックで車を出せるだけの面積、とこれだけの積雪があると大変な仕事になる。

このごろ、長野原あたりから、八ツ場ダムのための新道路を使っていたが、今日は吾妻渓谷の雪景色をみようと、旧国道145号線(まだ正式に旧道になったわけではないが)を通ることにした。一度、雪のあとに通って、その美しさに感動したことがあるのだ。まるで墨絵のような白黒の世界だった。

今日は時間が遅かった(10時半)せいか、以前の感動は再現できなかったが、十分美しい景色だった。八ツ場ダムの件はどうなったのだろう。今朝の朝日新聞によると、13日(日曜日)に新しい大畠国交相が初視察をしたという。

そして馬淵前大臣の方針「中止の方向性に言及せず、一切の予断をもたずに検証を進める」を堅持するのだそうだ。検証は今年の秋までに結果を出すことにするという。

検証の結果を出す期限が示されたことは、一つの進歩であるが、なんとあいまいな言い方なのだろう。

民主党が政権をとった時、ダム工事の見直しは公約だったはずなのに、なんといい加減なことだろう。

1982年、フランスで社会党出身のミッテラン氏が大統領に選ばれ、国民議会も多数をしめたとき、とてもドラスティックな政策が実行された。「100の施策」という公約リストが出されていたが、その中でも覚えているのは、死刑の廃止、地方分権、大企業の国有化、などがあったが、どれも賛否が拮抗するなか、実行していった。国有化はのちに共存政権になったとき、民営化ということになったが。富裕税なども社会党政権が始めたが、いまも残っている。

八ツ場ダムははたしてどうなるのか、必要なのかどうか、はやくはっきりしてほしい。

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