今日、2月1日は北陸に住む女の子の誕生日だ。8歳になるという。この子と私は東京に住んでいたときに隣に住んでいた。

その子の母親とは、引っ越しのときにあいさつをいただいたし、洗濯物を干すとき、ベランダであいさつを交わす程度のお付き合いだった。

8年前の3月ごろであったろうか、実家で産んだ赤ちゃんをつれてみえた。それがその子との初対面である。3歳上のお姉さんがいるので、幼稚園の送り迎え、買い物、病院行き、外出の機会に赤ちゃんを連れていけないときには、いつでもお預かりしますよ、と申し出た。

当時は専業主婦、時間はたっぷりあった。それからほとんど毎日(土日はないが)、おっぱいのにおいのする生後2,3カ月の赤ちゃん時代から、ほんのちょっとの時間だけれど、お預かりするようになった。

抱き癖をつけてはいけないと、育児の本には書いてある。しかし、ほんのちょっとの時間だけ、しっかりその子に私のにおいを記憶してもらうため、ほとんど抱いてすごした。
だんだんに重くなり、そうもいかなくなったが、母親の手から私に移っても、泣くことはなかった。

アンティと私のことを呼ぶ。会えば抱きついてくる。私たちがつれあいの退職を機に引っ越したあとは、この地にも休みにときどききてくれる。

こんな関係がいつまで続くのか、この子が成長し、自分の世界を構築していく中に、私の場所はあるのか、離れて生活をしていると、日々の成長がみえないだけに、不安ではあるが、こんな絆もあってよかろうと、アンティ馬鹿ぶりを発揮している。

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