父親の年齢

野田聖子議員は50歳で出産をした。代理出産では60歳代の母親が娘のかわりに出産をしているケースもある。でも普通、40代の女性が出産すると、超高齢出産といわれる。

男性は何歳くらいまで父親となれるのだろうか。先日亡くなられて歌舞伎俳優は、70歳代でお子さんを設けられたそうだ。同じようなケースではフランスのシャンソン歌手イヴ・モンタンもあげられる。

フランスの調査では2005年では父親となる平均年齢は33歳だったそうだ。それが平均年齢が伸びたり、複合家族の増加、再婚での出産などの理由が重なり、平均年齢が40歳を超えたという。

最近ではミシェル・ポルナレフ(知っている人はシャンソン通)が66歳で初めての子を2010年に得たというし、エルトン・ジョン(63歳)はやはり2010年クリスマスに、代理母により誕生した子を、同性のパートナーとともに養子縁組をしている。

私には実子がいないが、数年前、フランスの友人の子供の代母となった。その折、私自身の代父から言われたのは、代母となれば、実の両親にいざという場合、代理になる覚悟が必要だ。そして宗教的な秘跡(初聖体拝受、堅信、結婚など)に立ち会う義務がある。たとえば結婚などは20年以上あとのことになるだろうが、そのとき、フランスまできて結婚式へ出席できるのか、そんなことも考えて引き受けなさい、ということだった。

子供の成長に責任を負うことを考えると、あまりに年を加えたあとで、親になるというのも考えものだ。

しかし、精子だけを考えると、冷凍しておいて、受精卵の形で利用すれば、親の年齢は関係なくなってきそうだ。

なんだかついていけない世の中になってきたものだ。

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