寄付という行為

タイガーマスク、伊達直人、私はしらない漫画だったが、今、現象となって、メディアで扱われている。

それはランドセルをはじめとして、学用品、食料品、現金、そして金の延べ棒まで寄付する人がでてきた。

ほとんどが匿名での寄付である。匿名だが、象徴的に伊達直人を使っているのだそうだ。

私も寄付をいくつかする。まず、フランスで2か所、寄付している。これはフランスでお世話になる家の主が関係している機関である。この知人は50位の組織に寄付をしている。私は、滞在の最後に、彼が直接活動している「貧者の兄弟たち」というカトリックの組織、そしてMEDILORというロレーヌ地方の医者を中心とした「国境なき医師団」と同じ活動をしている組織に対してである。

50ユーロずつ、計100ユーロを知人にゆだねる。知人は彼の名前で寄付をする。そうすれば、彼が税の控除を受けられるのだ。私にしてみれば、お金が渡ればいいのだから、彼の名前であっても別に差し支えはない。

日本では「ふるさと納税」が話題になったとき、定額給付金をそれにあてた。このときは控除の対象になるというので、書類が送ってきて、なんと面倒なと思ったが、税金の申告をするとき、とても役にたった。

日本で寄付が匿名であったり、あまり盛んでないのは、この税金の控除がされないためだという。そういえば、大災害時、郵便口座が設定されるような場合は、その寄付は控除の対象になるようだが、常時可能な「あしなが育英会」などは、寄付をしても控除は受けられない。

大学進学の時、私は当時の育英会から特別奨学金の貸与をうけた。特別というのは、高校3年で貸与が約束され、一般奨学金より、金額も高かった。返済も特典があって、一般奨学金の金額を返却すれば、残りは免除されるのだった。

教育を受けたいのにお金がなくて受けられない、そんな不条理はないと思っている。実力がないなら、それは仕方ないが、学力があるのにお金がなくて、という理由は許せない。

だから「あしなが育英会」にはときどき寄付をする。きちんと登録して、定額の寄付ができないのが、年金生活者のつらいところだ。それに寄付をしたい対象の多いこと、アフリカの子供たち、世界の各地で発生する自然災害、日本でも災害は頻発するし、福祉の組織もある。
つれあいは、乏しい自分の財布にも寄付を!!と言っている。

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