日常と非日常

今日は久しぶりに仕事で外出した。仕事があるのは、昨年の12月20日が最後だったから、年末年始の休みも含め、25日ぶりになる。年末には新年を迎える準備で忙しかったり、年始には娘たちの来訪があったものの、ほとんど家の中ですごした。

私の日常を書けば、顰蹙をかうのは間違いないだろう。まず、起床は8時だ。寒冷地で、早起きをすると寒すぎることがある。新聞を2キロの距離にある集落まで取りに行く。去年まで、天気がよければ歩いていたが、今年は車ばかり使っている。

昼ごはんを作って食べ、後片付けをし、3時にお茶をのみ、6時に夕食、後片付け、テレビをみて、入浴、寝室には10時ごろはいって、読書をし、12時近くに就寝だ。たまに午後、近所の日帰り温泉に行く。

今日は違った。まず、2時間かけて前橋の仕事場に10時までに行くため、7時半すぎには家を出なければならない。6時起きとなった。まだ真っ暗ななか起きる。室温は4度だ。ベランダにでると、最低気温はマイナス12度になっている。道路には残った雪がかちんかちんに凍っている。

日頃から2時間早い起床だが、マイナス12度の空気に触れれば、すぐに眠気はとれる。ベランダに出ると、いつもなら待っていたように集まってくる野鳥たちの姿もない。

今日の仕事はしんどかった。人と話すのが仕事だが、話すことも拒否されてしまった。それはそれとして、どうにか仕事を終えたものの、達成感はなく、疲れだけが残った。

仕事をときたますることは、非日常を体験できて、楽しみなのだが、仕事というだけあって、楽はできない。肉体疲労ではないが、精神的にダメージもうける。

非日常を体験するのは、日常の生活の居心地のよさを再認識する機会でもある。


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