新年の目標

年賀状に今年の目標はなんですか?という問いかけがいくつかあった。この数年、目標という目標はたてられないでいる。

ある程度の年齢になると、無事に終わればいい、あるいはこれまでやっていたことを店じまいしようと思う。新しいことを始めるなんて、とんでもない無茶に思えるのだ。

昨年は外国の新聞購読を中止した。そうすると地についた情報が入手できなくなる。インターネットでのニュースではどうも安心が得られないのだ。これにより、語学を一つあきらめたようなものだ。

書道の稽古もやめた。落ち着いて書にむかいあう時間がとれなくなったからだ。「継続は力なり」と言っているわりにはあっさりやめてしまった。もちろん、今の仕事をやめたら再開するつもりはあるのだが(気力が残っていれば)。

しかし、そうはいいつつ、今年始めようとしていることもある。シューベルトの「鱒」をヴァイオリン、チェロと合奏しようと思っている。ピアノを担当する。去年、ラジオで耳にして、猛烈に弾きたくなった。これまでも何度も聞いていて、そんな気分になったのは初めてだ。

年末に銀座の河合楽器で楽譜を入手した。行動力を伴ったところもやる気まんまんだ。ところが、自宅ではピアノのある場所が寒すぎて、弾く気になれない。春を待つと、庭仕事が始まる。

こういうことは、演奏会を決めないと、練習が進まないわよとヴァイオリン担当者にいわれた。秋を予定しようというと、秋のいつ?と追い打ちをくっている。

私の力で弾ける曲なのか、未知数がおおいが、やってみようという気持ちになれるのが、新年のいいところではないだろうか。


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