好きな言葉

だれもが好きな言葉やことわざを持っていることと思う。私の場合はまず「継続は力なり」だ。年齢が進むにつれ、細く長く続けてきたことが、なにか形になってきた。10年、20年、30年、まだまだ続ければ、もっと形が整うにちがいない。それが趣味の世界で終わっても、ある程度、ランクアップすることができれば、達成感も味わえる。

次なる言葉は、「情けは人のためならず」だ。これは以前、情けをかけるとその人のためにならないから、同情したりしないほうがいい、なんて解釈していたこともある。それは本当に若いころのことだが。。。
「人のためならず、自分のためだ」と実感できたのは、どうにか人に何かをできるようになってのことだ。それはフランスの代父から言われた「無償の愛」の思想にも通じている。そして、若い時、どんなに人の愛情や好意に助けられてきたかを感じるのだ。

「天、自らたすくるものをたすく」、これも結局、自らが動かなければなにもできないということだ。僥倖を狙っても、そこに努力がなければ、無駄というもの。それがわかるまで、どうにか運をひきよせようと、神頼みをしていた。うまくいかなければ、誰か、あるいは神様のせいにして、自分の努力のなさを自覚することがなかった。

結局、自分がやらなければ、なにも動かないということがわかったのは、人生の折り返しをすぎたおかげだろうか。

これからの人生、あとはどんな言葉を好きになるのだろう。候補はたくさんある。


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