やっぱり負けたセゴレーヌ

17日の第二回投票の結果、社会党が単独多数を得たらしい。しかし、当選すれば、国民議会議長になるはずだったセゴレーヌは、うたたかの夢と終わった。対抗馬が62%の票を得て、当選したのだ。
屈辱だろう。社会党の党首であるマルティーヌ・オブリーも応援にかけつけ、社会党総力をあげての支援を得ていたにもかかわらず、負けてしまった。

その理由の一つに、オランド大統領のガールフレンドであるヴァレリーのつぶやきがあるのかもしれないが、私はそうは思わない。
あまりにも、党主導の選挙戦に、ラ・ロシェルの市民たちが反抗したように思える。対抗馬のOlivier Falorniは、少なくとも、地元民に融け込んでいた。

日本で、小泉劇場といわれた選挙や、小沢ガールズが誕生した選挙のことなどを思い出す。これらの選挙では、既成勢力というのか、既存の古株候補に対し、新鮮な候補者が対抗するというシナリオだったけれど、今回のセゴレーヌは、あまりにも権威的すぎたのではないだろうか。

5年前の大統領選挙で敗れ、地方議会議長の職に専念するといって、国民議会の議席も離れてしまったセゴレーヌの作戦負けのような気がする。

これからセゴレーヌはどうするのだろう。雌伏の期間を耐えるのか。興味を持ってみていきたい。
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