JALに乗って

今回のフランス行きに使ったのはJALでした。この20年ほど、海外へ行く時は、だいたいJALを使っています。

若いころは、インターネットなどなく、知っている海外旅行社に頼んで、1円でも安いフライトを探していたものでした。ですから、JALやANAは高くて、高根の花でしたし、論外でした。そのころ、使っていたのは、アエロフロート、大韓航空、パキスタン航空などでした。

大韓航空は、福岡に住む母と一緒に旅行するとき、ソウルで待ち合わせして、そこから行動をともにできるという点で、大変便利でした。
パキスタン航空は、南回りで時間をくうのですが、北京やイスラマバードに寄るという旅行日程を決めると、安い料金で、いろんなところに寄ることができて、格安で各地を旅行できるメリットがありました。

当時は、24時間以上前に、予約の再確認をしなければならず、事情のわからない旅行先で、電話の使い方もわからないのに、必死で電話した記憶があります。英語もおぼつかず、毎回、冷や汗をかきながらの一大行事でした。

だから、日本語で通じるJALとANAは憧れの的だったのです。大韓航空に乗っているとき、乗務員のほとんどが、英語もフランス語も話さないことを知った時、通常の、無事なフライトならいいのですが、事故がおきたとき、どうなるか、こわくなったのです。エジプトからの帰り、エジプト航空にのっていたとき、砂嵐にあい、ドバイに不時着したこともあって、できれば自国語で通じるフライトがいいな、と思うようになっていました。

この10年以上、往路は朝11時すぎに成田出発のJL405、帰りはパリ、シャルル・ド・ゴール空港19時30分発のJL406便である。往路をこの時間で出発するには、成田前泊が必要だが、羽田深夜発など利用すれば、パリ着が午前4時などになり、とんでもない時間についてしまう。

今回、つれあいが同行するというので、プレミアム・エコノミーに奮発したのだが、突然行かないということになり、一人旅となった。
少し早目にカウンターでチェックインすると、「お客様は今回、ビジネスクラスとなりますので」と言われる。いわゆるグレードアップである。一人だからアップしてくれたのか、ポイントがたまっていたのか、理由は聞かない。なまじ理由をきいて、調べた結果、やっぱりエコノミーでなんていわれると困る。

ビジネスになると、サロンも利用できる。これは一人旅では大変たすかる。トイレに行く時、荷物をかかえて、となるととてもしんどいものだ。サロンであれば、荷物をおいてサロン内のトイレが使えるし、飲食も無料、出発までの時間をのんびりすごすことができる。

また機内での待遇の違うこと、これは特筆することもない。至極当然のことである。座席はフルフラップになるし、食事は一人ずつ配られる。台車をひっぱって、給食みたいな配り方とは大違いである。料理の質が大違いなのも、お飲み物がas you likeであることも、その銘柄のよさも、うれしいことだ。

でも人間、ぜいたくなもので、フルフラップであっても、ベッドとは違う。ファーストクラスがいいな、と思う。トイレにいくとき、お隣を邪魔するのもきがねだし。自分で予約したのなら、通路側をとるのだけれど、今回はおまけのアップグレードだしな、と毎回、「おそれいります」とことわる。幸い、とても感じのいいビジネスマンだ。きっと、この方は、正規に払ったひと(会社が払っているか)なんだろうな、と思う。

到着しても、機外に出るのは、ファーストクラスから。ビジネスもそれに次ぐので早い。そして荷物にはprioritaireのタグが付いていて、早くにでてくる。
シートについていたスリッパは、おみやげにいただいた。パリの代父が重宝するのだ。

さて、代父には、迎えに及ばずとメールをしていたが、迎えに来ているだろうか。90歳の人に運転させるのは本意ではないのだが。以前に空港を間違えて、待たされたことがある。もしいなければ、待たずにタクシーでいっていいのだろうか。などと思いながら、税関をクリアすると、いた!!!!
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