蕗の薹

ようやく庭に蕗の薹が姿を現した。薄緑の色の鮮やかなこと、すがすがしいこと、鶯のさえずりとともに、「あ、春がきた」と叫びたくなる。

昨年の秋に、蕗をだいぶ処分した。茎がまだ細くて、ほとんど食用にならないし、草花を侵食して増えていくので、邪魔者なのだ。
秋の邪魔者が、春には春告げの貴重な存在となる。去年の荒療治がききすぎたのか、今年の出具合が少ないようだ。

早速、お味噌汁の薬味にしたり、たくさんとれた昨日は、まとめてフキミソを作った。フランスの友人の好物だ。5月にもっていってあげようと、しっかり火をとおした。

ところが、放射能の問題がでてきている。フクシマから200キロ以上離れているし、今年、あらたに芽ぶいているものなのに、吾妻ではひっかかっているらしい。
はたして、わが村はどうなのだろう。計測するにも機械がない。

蕗の薹がだめなら、コゴミ、タラの芽、山ウドといった春の山菜はどうなのだろう。わたしたち、年配の人間はいいけれど、若いひとたちに食べさせることができないのだろうか。

不安なままで食べるのは、ちょっとばかり、味が悪くなる。今年は自然の恵みをあきらめるべきだろうか。
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