卒寿の祝い

5月になると、フランスの代父・代母の卒寿のお祝いでフランスへ行くことになっている。二人とも90歳になった。日本であれば、満ではなく数えでお祝いするのだろうが、フランスではかぞえでお祝いをする習慣はない。

50歳の時、半世紀すぎたというので、とても大掛かりなお祝いをする。アジアだと60歳まで待つのよ、というと、まずは半世紀生きたお祝いをしなきゃと、早目のお祝いをせっつかれたことがある。

2年前には、代両親の88歳のお祝いをした。米寿というのを説明するのに苦労したが、お祝いなら大歓迎と、この企画は喜ばれた。
90歳のお祝いは、甥が担当してくれる。代両親には、実子がいず、養子とした娘と息子がいるが、遠隔地に住んでいる。そこで、パリ在住の甥や姪が子どもの代理をしてくれる。名付け子もその中にはいる。

日本の娘と呼ばれる私にも、お祝いに参加するようにとの声がかかったのだ。フランスの中で、遠隔地だからと実子が参加しないのに(おそらく)、極東の地に住む私には、当然参加するものとして、招待がかかる。

90歳ともなると、何をお祝いにしたらいいのやら、迷ってしまう。お金はくさるほど持っている(と信じている)人たちだ。物欲はない。困ってしまう。
一度、お誕生日にいたとき、上半身のアンマをしてあげて、相当のショックを与えたが、強い印象を与えたようだ。もう一度、じゅうたんの上に横たわってもらい、アンマでもするか、と思っているところだ。

90歳でも自宅で、お手伝いさんは通いでいても、自立した生活をしている二人、いつまでもお元気で。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

無知の知蕗の薹 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。