村の検診

4月は村の検診の月である。昨日は、地区の多目的センターで、大腸がん、胃がん、肺がんの検査が行われた。

一度、4月に長期の海外旅行をして、この検診を受けなかった年があった。つれあいは全部受けていたが、私はパスしたので、7月ごろ、人間ドックを別に受けた。脳ドックも申し込んだこともあって、とても費用がかかった。それと、車で1時間のところの病院まで、早朝から朝食抜きで運転して行かなければならないことに疲れて、手軽な村の検診をうけることにしたのだ。

村の検診対象は、このほか、男性だと前立腺がん、女性だと乳がんや子宮がんなどの項目も加わる。また、総合的な特定検診というのも行われる。
全てを受けても費用は5000円もかからないだろう。

各地区に検診のバスが出張し、午前中あるいは午後といった時間帯だけですむ。胃の検診などは受ける人が多いことと、バリウムを飲んでレントゲンとなるため、時間がかかり、待ち時間は多いけれど、それでも都会での受診に比べると短時間ですむ。

費用と簡便さで、必ず4月は旅行の予定はいれないことにしている。
そして昨日、第1弾が始まったわけだが、いろいろ気付いたことがある。くだらないことばかりだが、こういった健康診断を受けることができる、という人は、心身の機能がある程度はあるという証拠だ。

まず大腸がんの検査といえば、ただ便をとって提出するだけだが、便をとるという作業、けっこう大変だ。年齢とともに、便通がきままになり、朝、定時にかならずというわけにはいかない。採便をする日(2日)は、予定をいれず、自宅で、常に待機の状態にしなければならない。
今年は、採取を簡単にできるよう、便器のなかに浮かす紙が添えられていた。これは大きな進歩である。

小学生のころ、そういえば、検便というのがあって、自宅で便を採取して、登校することがあった。今のように、容器が支給されず、自宅にあるものですませていたような気がする。フィルムの容器が便利だったけれど、数があるわけではなく、姉や従姉に先にとられて、泣いてしまったことなど、記憶に残っている。

それは余談だが、私はバリウムがだめで、胃がんの検査は受けない。バリウムを飲めないことと、バリウムを飲んだあと、便秘が1週間は続くことの恐怖がある。下剤は飲むのだが、あまり効果がないのだ。そんなこんなで、体調を崩すので、胃がんの検査はパスである。

こういった検査で、かえって体調を崩すこともあるのではないだろうか。朝食をとれない日は、体力がない。
問診票に書き込んだり、検査をうけるための前作業、いろんなことを考えると、ある程度の能力をもっていないと、受けるまでにいたらないのではないだろうか。

次の検査の日は月末だ。この時には、体重測定もある。それまでに3キロやせないとメタボに分類されそうだ。つれあいは後期高齢者、メタボ検診からはずされたと言っている。もうどうでもいい年齢にいれられたとひがんでいるので、それなら全部受けなければいいのよ、と言うと、いやいや、とまだまだ生き残りをかけている。

春のイベントの一つである。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

長寿の地フンザクイズ大好き ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。