ミモザがまだ咲いていません

2日連続で、前橋の群大病院へ行きました。今日は午後からの受診なので、気分もゆっくり出かけました。
朝はマイナス7度と寒かったのですが、いいお天気で、車の中は暑いくらいです。
そうだ、今年はまだミモザをみていなかったことに気がつきました。

フランスに住んでいたとき、春を知らせる花は、まずアーモンドの白い花、次に黄色のミモザです。マルセイユにはそう多くありませんでしたが、フレンチ・リビエラ、いわゆるコート・ダジュールは、ミモザの黄色であふれています。海沿いの国道は、ミモザ街道とよびたいくらいです。

キャップ・フェラというところをドライブしていたとき、大豪邸の前で車をとめていたら、庭師がミモザを腕一杯に切手くれたこともありました。

春=ミモザを思い出し、前橋までのコースで、2か所だけミモザが咲いているところを知っているので、チェックすることにしました。
一つはアルバート邸というレストランです。その前庭に大きなミモザがあるのを、チェックしていました。渋川にあるシャンソン記念館にもありますが、そこはわざわざ行くところなので、毎年みるわけではありません。
もう1か所は渋川の民家です。

両方とも、まだ花が咲いていませんでした。つぼみの状態なのでしょうか。黄色があまり目立ちません。

Visaカードの月刊誌3月号は、ニースのカーニヴァルを特集していました。それこそミモザにあふれたお祭りです。
マルセイユに住んでいた時、一度だけ見に行ったことがあります。今は亡き友ですが、南仏に長く住んでいた友が、誘ってくれたのです。スタンドの席も手に入れてくれて、2月ですからまだ寒い時期に、ぶるぶる震えながら、パレードを見物しました。
花の女王たちが、かごにあふれんばかりつめこんだ花を投げていきます。そのほとんどがミモザでした。席から立ち上がって、それらの花をキャッチするのです。

ホテルに泊まっているのですから、花をたくさんキャッチしても、もたせることはできません。それがわかっていても、人よりたくさんキャッチしなければ、と必死になってしまうのです。
その夜、ホテルの洗面所はミモザであふれていました。

南仏のその友人は、私たちがマルセイユを離れ、数年後になくなりました。ミモザを見ると、その友人の笑顔を思い出します。
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