お風呂はクール?

土曜日のお昼12時台に、BS1で「クール・ジャパン」という番組がある。日本在住の外国人が、日本独特の食べ物や事象を、いろいろ体験、調査して、クール(かっこいい)かどうか、判定するという番組だ。
おひるごはんを食べながら、ニュースが終わると、この番組をみている。

出演する外国人の国籍はいろいろ、一般に若い人が多いようだ。クールがかっこいいという意味だとは、つい最近までしらなかった。このごろ、英語での会話をすることがないので、新語にうといし、なんせ、英語に弱いということだ。

昨日はお風呂についての分析だった。途中からしかみていないので、前半の内容はわからない。結論はクールなのだが、参加者の一人は、西洋式のバスタブだと、お湯があふれないように、抜けるところがあるけれど、日本のお風呂はそれがないので、肩までつかることができる、とか、日本のお風呂になれると、バスタブの中で体を洗いたくなくなった、などとの意見があった。

そうだ、そうだと同感しながら聞いていた。外国に行って、なにが不便かというと、お風呂がまず挙げられる。毎日入浴しないと、気分がすっきりしないという困った習慣をもつ我々、いつもホテルでシングルでとりたいと思うのだ。ツインの部屋だと、先に入浴して、バスタブを汚くするのも気がねだし、それかといって、先にだれかが(たとえつれあいにせよ)使ったバスタブに入りたくない。結局は、私が先に入るのだが。

洗髪するときなどは、お湯を流した後で、シャワーで洗わないと、浴槽のお湯が石鹸で汚れてしまう。不自由でしかたない。ホテルなら、まだお湯が使いたい放題に使えるけれど、個人の家だと、だいたいが、夜間電力を利用したボイラーにあるだけのお湯量で、たっぷり使うのが気がねだ。二人でバスタブたっぷり使うと、あとの人は水になることもある。

いつも滞在するパリの家は、その点では、お湯に不自由することはないし、日本人のお風呂好きを承知しているので、気がねはないのだが、シャワーカーテンがないとか、シャワーのホースが短いとか、バスタブの栓がうまく閉まらないし、閉めると水圧で開かないとか、不都合ばかりだ。

日本に帰って、温泉へでも行き、大きな浴槽につかって、洗い場でたっぷりのお湯を使い、手も足ものばして洗うことができるとき、ほっとする。
同じお湯につかることを、外国人によっては不潔だという人もいるし、そうも言えるかもしれないが、本当に日本のお風呂は、私たちにとってはクールそのものだ。
今日は、近くの温泉で、しっかり温まってきた。甘露、甘露、クール、クールだ。
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