既成の制度を考える

このところ、テレビの情報番組をみていると、これからの日本は、前人未踏の状態に陥るという解説が多い。つまり、これまでは、人口は増えるものという前提だったけれど、これからは劇的に減少し、人口構成もピラミッド型から逆ピラミッド型へと変わるという。人口数からいえば昭和の時代に戻るらしい。

対策をいろいろ講じてはいるのだろうが、ここで、制度を白紙に戻し、再構築をするというのはどうだろうか。極端な対策ではあるが、社会保障でお金がかかる、そのお金がつくれない、となったら、社会保障をやめればいい、という説を唱える人もいる。乱暴ではあるが、一理はある。
文句は多いけれど、こんなに社会保障が手厚くなったがゆえに、お金がかかるという事実はある。

年金だってそうだ。創設された時には、人生50年とはいかなくても、70歳が古希であることには間違いなかったのだろう。いまや90歳以上の親をもつ人はめずらしくない。その親たちは、55歳定年で、それから年金をもらいだした幸福な年齢層にあたるはずだ。

後期高齢者の医療費を別建てにして、出費を抑制するという制度が不評で、ひっこめられたけれど、高齢になれば、金属疲労ではないが、各機能に衰えが出て、それが病気となるのも不思議ではない。私はわりと健康で、50歳代までは、歯医者以外、お医者様にかかるということをしなかった。ところが、現在では、コレステロールだ、睡眠障害だと、なにかしら故障がある。コレステロールの薬など、けっこう高価なものだ。

この医療制度にしても、経済成長期に大きな財政援助がはかられたのだろう。医学の進歩は、金喰い虫を産んでいることにもなる。

だから、一つには社会保障や医療制度を根本から見直すことも必要かもしれない。また、学校制度なども、6・3・3・制ではなく、4・4・4制にしてはどうだろうか。小学校6年というのは長すぎるような気がしてならない。1年生と6年生をみると、その差が大きすぎる。そして、高校まで義務化をはかるのだ。もうほとんどの人が高校までいっているという事実を制度にとりこむのだ。

そして、成人の年齢を18歳に引き下げる。これはぜひやってほしいことだ。社会人になっても、成人ではないという中途半端なやり方より、18歳で成人とすれば、社会の矛盾はだいぶ解決する。

そのほか、結婚の制度も見直し、夫婦別姓、女性に課せられた民法上の規制などをすべて取っ払い、親権も共同にするといった、小泉流ではないが、既成制度をぶっ壊すのである。
少し、乱暴でも、このピンチをチャンスにかえようではないか。
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