終活(3):さようなら仕事

つれあいが数十冊ある手帳を処分するという。仕事の名残もあるので、なかなか処分しきれなかったものだ。
それにあわせてではないが、私もこれまで仕事としていたものと、おさらばすることにした。もっと早くに決断すべきだったのだが。

2年前、フランスの日刊紙ルモンドの定期購読をやめた。1年10万円近くかかっていたので、負担に耐え切れなくなったのだが、今のユーロ安をみると、再開してもいいかな、と思ったりすることもある。しかし、もういい。
書棚を占めていたフランスとアフリカ関係の書籍も処分することに決めた。ある図書館に寄付することを申し出ている。

情報提供の仕事をしていたのは18年前まで、アフリカから帰ってもう12年がたつ。この間、私が持っている情報を必要とされるかもしれない、と私なりの情報収集にもつとめていたのだが、なにもなし。もうあきらめるときだろう、と自覚したわけだ。

10年以上にわたった新聞の切り抜きも相当量になるのだが、思い切りよく処分することにする。つれあいが、思い切りがいいね、と感心してくれる。思い切りがいいわけではない。これを全て処分してしまえば、自分の存在価値がなくなるような気持ちなのだ。

結局、仕事への未練がきれるまでに10年以上を要したといえる。また別の関心事があるから、全てを切ったことにはならないけれど、これも終活のスタートにはなるのだろう。まだまだ終活するものはたくさん残っているから、すぐにゴールまではマラソンだけれど。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

保守と革新冬の運転 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。