暗い話題

1昨日、旧友たちとの集まりがありました。もうずいぶん長く続いた集まりです。最初からのメンバーもいますが、昨年から参加してくださっている方もあります。
年齢は40代から70代まで、幅があります。職業もいろいろです。

完全に退職した人もいれば、定年退職後、これまで積み上げてきたものを役立てて、第二の職についている人、まだまだ現役でがんばっている人たちももちろんいます。
今回は、目立って病気経験者が増えました。だから、会の最初に、病気の話はしないこと、と釘をさしました。が、1年ぶりに会う人もいるので、変化にびっくりして、体調を問うこともあります。

話題が変わったことは事実です。内容がだんだん暗くなってきました。本人の病気、親の介護、子どもの進学やら就職、現在の社会問題が反映されています。
以前は、もっとダイナミックで、話したがりがいました。会の最初から最後まで、話の主導権を握って、他の人が発言できない状態にある、なんていうのはしょっちゅうで、またいろんな人が、自分の話をしたがって、うるさいけれど、刺激的でした。

職業の多様さもそれに輪をかけていました。公務員、スッチー、大学教授、英語の先生(ネイティヴスピーカー)、外国機関で働く人、銀行員、テレビ局勤務、ブティック経営者、青年実業家(今や中年ですが)、など、各自が貪欲に他業種の情報を得ることもできました。

考えてみました。どうして、活発な会話にならないのか、それは、年齢とともに、他への関心が失せてきていること、自分が一番大事になってきているのでしょう。また関心を寄せて、いろいろ話を聞いても、インプットできず、そのまま流れていきます。インプットしても、アウトプットする場が得られない場合もあるでしょう。

それにだんだん、人を傷つけることがこわくなってきたのもあります。たとえば、(元)公務員の人に、天下りの現状、原子力の分野で働いている人に、福島原発の事故のこと、(元)スッチーにLCCとナショナル・フラッグとの比較、こういった話題は、ちょっと避けてしまい、当たり障りのない話題で終始してしまいました。
3年前には、アメリカ大統領にオバマ氏が選ばれたことを、初の黒人大統領と、熱っぽく語り合った大学教授に、期待はずれだったわね、とは言えないままでした。

反省です。次回、会う時には、ポジティヴかつちょっと攻撃的に話題を作ることにしましょう。政治でも経済でも、その道に詳しいメンバーがいるのですから、個人の話から、もう少し広げて、民主党はなぜマニフェストを実現できないのか、とか、浜矩子教授のEU論をどう思うかなど、聞きたいものです。
次回は、2012年2月を予定です。

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