はたして「個人的な問題」か

9月21日の県議会一般質問で、知事が公舎に知人女性を泊めた問題について、質問が集中したということだ。知事はそれに対し、「議会または委員会で、議員は、無礼の言葉を使用し他人の私生活にわたる言論をしてはならない」と定める地方自治法を理由に、「個人的な問題」ということで、答弁を避けたという。

「個人的な問題」なのだろうか。最初の説明では、女性がどことかの組織に属しており、その活動報告を聞いているうちに、自分が酒を飲んでいて、眠り込んだので、女性も泊まった、といったものだったと記憶している。
その組織・団体がどの程度、公的な部分を含んでいるのか、群馬県の組織にうとい私にはわからないが、その説明を聞く限り、県庁で聞くべき説明を、なぜか公舎で聞いた、と解釈できるものだった。

それが一転、「個人的な問題」となっている。「公舎管理規則」上の問題もなかったという説明だ。「公舎管理規則」がどんなものか、読んでいないので、それについては言いようがないけれど、「家族でもなく、公的な関係者でもない、異性の第三者を、自由に宿泊させることができる」とでも書いてあるのだろうか。

私は公舎は必要だと思う。群馬県は交通が不便で、移動に時間がかかるから、平時ならともかく、いったんことがあった場合、自宅から県庁への移動に、障害があってはならない。県庁と公舎の距離なら、どうにか移動はできるだろう。
通信手段があるから、連絡は随時できるというけれど、通信手段のもろさなど、今回の大震災でよくわかったはずだ。

フランスのドミニック・ストロース=カーン氏は、先日、フランスのテレビでインタヴューを受けた。2300万人がその放送をみたそうだ。彼は、暴力や強制はなかった、と言いながら、性的関係をもったことを肯定することなく、過ちがあったということで、認めている。2012年の大統領選挙には立候補しないとか。

サルコジ現大統領にせよ、セシリア前夫人との問題や、カルラ現夫人とのことにしても、スキャンダル寸前だった。

臍から下には理性がないというけれど、公人たるもの、もっと厳しくあってほしい。


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