アヌス ホリビリス

今年、まだ3カ月残っているけれど、すでに”アヌス ホリビリス”と言いたい心境になっている。3月11日以来、心がすっきりしたことがない。そして今回の台風15号、まだ通り過ぎたわけでもないが、もう、たくさんと言いたい。

どうしてこんなに災難がおしよせるのだろう。自然をうらんでも仕方ないのだが、うらまなければ、気がおさまらない。あまりに理不尽なことだらけだから。以前は「全てはあなたが悪いのよ」とつれあいに押しつけていたが、このごろは二人して、すべて天気のせいにしていた。

台風15号が沖縄近海で迷走したことや、動きが遅いこと、従来なら日本の近くにくれば、勢力が落ちて、熱帯低気圧にかわるのに、かえって勢力を増したことなど、地球温暖化のせいと気象予報士のだれかが言っていた。
地球温暖化は、CO2の排出や、温室効果などが原因で、人為的なものとされているが、私は地球あるいは宇宙の動きの一つではないかと思っている。

つまり地球に氷河期などがあって、また現在の姿があるという中での1つのファーズではないかと思っている。だから北極の氷が融け、太平洋の島嶼諸国が浸水し、また北海道でもお米が栽培できるようになったこと、いろんな事象が、人為の及ばない作用の結果と思っているのだ。自然科学の知識もうとく、なにもかもを情緒的、体感的にとらえている人間のたわごとではあるが。

それにしても、ギリシャなどの財政危機、あるいはイギリスの緊縮財政、そういった人為の果ての混乱もこまったものだ。昨日、金製品の売買について書いたが、つれあいが隣国韓国の経済危機の時の対処を話してくれた。対外債務が増加し、IMFの管理下におかれたのを救ったのは、厳しい緊縮財政に耐え、その上、国民が金を供出して債務返済にあてたことなどが挙げられるのだそうだ。

ギリシャには宝石店が多い。外国人観光客をあてにしてのお店だろうが、ギリシャ人の金所有も多いはずだ。かれらにそれを供出してくれと言って、供出があるだろうか。

BBCの放送を見ていると、イギリスでは、あの若者たちの騒動があったにもかかわらず、政府は緊縮財政を堅持するそうだ。その政府の断固たる態度を、ふらふらする日本の政府にも学んでほしい。

日本では、今回の震災復興のための増税を討議しているなかで、所得税などを10年間増税するという案が有力視されているらしいが、10年間にまだ大災害が起きないという保証はない。もちろんそれを5年間にしても、保証はないわけだが、そのほうがいいように思う。建設国債のように償還期間を60年もあるような国債発行は反対だ。

平成23年をアヌス ホリビリスとするなら、法律の改正は必要であろうが、平安の時代のように、元号を変えるのはどうだろうか。表面を糊塗するだけか。福島県の名前変更、元号変更、おぼれたものの心境か。


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