自産自消の日々は疲れる

小さな土地を借りて野菜を作っている。今年は、トウモロコシ、ジャガイモ2種(メイクイーン、男爵)、大根、カブ、インゲン、ズッキーニ、枝豆、ピーマン、シシトウ、なす、キュウリ、モロッコインゲン、カボチャなどである。
そのほか、ラディッシュやルッコラなども作った。

土を耕し、必要なものにはマルチを敷き、畝を作り、蔓性のもの(キュウリとモロッコインゲン)にはアーチを建て、網を張り巡らせる。

こんな作業をすませて、だいたい同時期(5月の連休明け)に種をまいたり、苗を植えたりする。なりどきが違うのは当然だ。だけど、もう少し、ならしてなってくれないものか、と素人は嘆息をもらす。
キュウリはひどい時には40本もなっているし、ズッキーニも盛りの時は20本も一度に収穫だ。

緑のものが一斉にとれる。キュウリ、インゲン、ピーマン、モロッコインゲン、そのほか、土地の名産のキャベツもある。緑のものばかりを食べると、青虫になったような気分だ。顔色も緑にそまってくるのではないかと思う。

そして突然、緑のもののシーズンが終わる。5日連続して雨が降った。ようやく晴れた今朝、畑へ出ると、様変わりしている。隣のインゲンやピーマンに覆いかぶさるような勢いで、大きな葉が広がっていたのに、もう枯れ始めている。かぼちゃもそうだ。隣の空き地に延びるように、畑の端っこに種をまいたのだが、空き地と通路を占領していた。そして葉がよく茂り、はたして、カボチャの実がなっているのか、わからない状態だった。

ところが、今日は、カボチャの実がみえる。葉や茎が枯れているのだ。数を数えれば10個以上ありそうだ。まだ実と茎の間が緑なので、収穫はしない。
キュウリにモロッコインゲンも終わりに近い。インゲンはもう終わっている。

ジャガイモを植えた畝は、雑草に覆われてしまっている。この1カ月以上、草取りをしなかったから、当然のことだ。あまりの暑さに、熱中症を警戒して、畑に出なかったのだ。収穫だけをさっとしていて、草にかまうだけの余裕がなかった。ジャガイモは9月以降に掘ることにする。

今日のメインはトウモロコシだ。採りどきが難しい。ひげの色や握っての感触で判断するのだが、この雨の多さで、先から腐っているのもある。適当に採っていく。60本も採っただろうか。たいがいでいやになる。採ったあとの茎は、根元から切っておく。

帰宅してからは、仕分け作業が待っている。ゆでて食べるもの、それにはねだしのものは、コーンスープ用にする。いづれにせよ、ゆでなければならない。
昼ごはんには早速、ゆでたてのトウモロコシと、コーンスープを出す。スープの甘いこと、牛乳以外はなにも加えない。トウモロコシそのものの甘さだ。

冷凍庫の中は、すでにインゲンやモロッコインゲンをゆでてストックしたもので、いっぱいだ。これにコーンが加わる。

もうしばらくのぜいたくだが、自産自消の生活は、作った野菜をいかに無駄にしないか、体力とともに頭も使わなければならない。ああ、忙しい。
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