草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

今晩、草津コンサートホールへ行ってきました。今、夏期国際音楽アカデミーが行われているのです。今年で32回目になるという、伝統ある音楽祭です。

今年のテーマは、フランツ・リストとロマン主義音楽だそうです。今日のプログラムは、夜の部ですが、ピアノが岡田博美さんで、リストのconsolation 第3番、変ニ長調、メフィストワルツ、が最初にありました。ピアノはベーゼンドルファーです。

リストの曲とベーゼンドルファーはとても相性がいいように思います。私の友人とも言えるほど親しかったピアニストのフランス・クリダ女史もベーゼンドルファーで弾いていました。彼女は女性として、初めてリスト全曲を弾いたピアニストです。彼女のリストを聞きなれていたので、岡田氏の演奏はまた別のリストでした。

次いで、ヨーロッパから運ばれたというチェレスタ=ハーモニウムという楽器、初めて見ました。パイプオルガンのようなものですが、上部は鉄琴の響きです。とてもめずらしい楽器でした。クラウディオ・ブリッツィ氏の演奏で、リストの12のクリスマスツリーより、という曲の演奏がありました。そのほか、数曲演奏がされたのですが、知らない曲ばかりです。

ピアノ三重奏曲で、やはりリストの「ペシュトの謝肉祭」なる曲が演奏されたのですが、初めて聞いた曲でした。ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、メロディが暗くて、さみしくなりました。

最後はパノハ弦楽四重奏団プラスクラリネットで、モーツァルトの「クラリネット五重奏曲」、生演奏のよさを体感する演奏でした。

今日の演奏を聴けたのは、本当に偶然です。仕事の仲間が買っていたチケットが、都合が悪くなったというので、下さったのです。
夏のコンサート、いつも行こうと思いながら、畑仕事に追われ、芸術にまで気がまわりません。それに夜の外出はあまりしなくなっていました。

そういえば、南仏にいたときは、あちこちのコンサートや催しに、二,三時間の運転はものとせず、出かけていたのに、ともう20年前にもなる時代を懐かしみながら、夜道を運転したのでした。若い時は貪欲でした。
今日は少し、その貪欲さが戻りました。まだ最後のクラリネットが頭の中で鳴っています。
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