マリー・マドレーヌの祝日

7月22日は、カトリックではマリー・マドレーヌの祝日だ。マリー・マドレーヌというと、聞きなれない名前かもしれないが、マグダラのマリアといえば、おわかりになると思う。同一人物である。
マグダラのマリアは、十字架上で息が絶え、埋葬されたキリストが、よみがえったことを初めて知った人物だ。

売春婦だとか、いやしい女とされているが、一説には、死ななかったキリストと結婚し、数人の子供をなしたとか、いづれにせよ、キリスト教ではとても重要な女性である。

このマリアの名前を洗礼名でいただいた。普通は代母のお名前をいただくのだが、私はあえてこの女性の名前をいただいたのだ。というのも、南仏ではとても重要な女性となっている。
当時住んでいたマルセイユから東に4,50キロのところにサント・ボームという土地がある。1000メートルちょっとの山々が続いていて、そこに洞窟があり、マリーマドレーヌが祀られた聖地となっている。
マリー・マドレーヌが南仏の海岸に流れ着き、その洞窟で生を終えたと言われているのだ。

最初にこの洞窟を訪れたときは、とても高いところにあるように思えた。その後、数回訪れたけれど、登山道のまわりには、いろんな野草の花々が咲いており、そうたいした道のりではないことがわかった。洞窟のそばには修道院があって、毎週日曜日にはごミサがたてられる。

最初の訪問で、何に対してかわからないが、大変感動を覚えた。まだ、教義を学び始めたころだったと思う。そして洗礼を受けるときには、マリー・マドレーヌのお名前をいただくのだと決心した。

キリスト教について、そう詳しくないので、このお名前が私のようなものにふさわしいのかどうか、わからないのだが、大変満足している。

ちなみに、マドレーヌは私の作れる唯一のお菓子で、好評を得ている。
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