そうじゃないですか?

このごろ、会話の中で、いろいろ自分の意見を述べたあとで、「そうじゃないですか?」と同意を求められることが多い。「どう思われますか?」とこちらの意見を聞くのではなく、一足飛びに自分の意見への同意を求めている。

コンサルタントのような仕事をしているので、いろんな話をきくのだが、「そうじゃないですか?」と聞かれるときは、大体が論理に無理がある場合がある。ちょっと聞いただけでは、論理的だし、正論のように聞こえるのだが、よく聞いていると、おかしい場合に「そうじゃないですか?」とくるのだ。

むげに「そうじゃありませんよ」と言うと、白目をむいて反論される場合がある。「そちらはどうお考えですか?」と聞いてくれれば、「そちらの言い分もわからないではないけれど、」と少し譲ってこちらの意見を言えるのだが。

あまりに断定的に自分の意見を言う人が多いのに驚いている。立場が変われば、意見も違うということに気づいてくれない。立場を変えて考えるという訓練が必要なようだ。

政治討論でもそれがみえる。政治家はことばが巧みだ。だから、赤を黒とも、白が青にでもなんとでも言いくるめられる。とくに、メディアに登場して、タレント化した政治家にそれがみえる。彼らが「そうじゃないですか?」と言ったら、要注意だ。
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