小学校の読み聞かせ

近くの小学校の読み聞かせに参加してもう6年目を迎えた。本来ならば今日は学年最後の読み聞かせの日であった。あわせて反省会、そして生徒たちの感謝の集いが行われるはずだった。

ところが、インフルエンザの流行で、学級閉鎖があるか、生徒数が極端に減ったため、中止しますという教頭先生からの連絡があり、中途半端なお役御免の日となった。

去年も3月10日に同じ行事があったのだが、去年は大雪が降り、家の前の道路が除雪されていなかったため、外出ができず、やむなく欠席してしまった。

「だれのおばあさん?」と読み聞かせに行くと、聞かれる。「お母さん」と呼ばれないのが、不満であったが、よく聞くと、生徒たちの祖母はもっと年齢が若いのだから、「おばあさん」と言われても仕方がない。
「だれのおばあさんでもないのよ」と返事をすると、「ふーん」と一つ興味をそいだ感じだ。

1年生から6年生まで、教頭先生の指示で、割り当てが決められる。身近に孫もいないと、彼らに適した題材がわからない。8時15分から10分間の読み聞かせの時間、本選びも難しい。

今日は教頭先生が感謝の花束と感想文を届けてくださった。感想文はいわば通信簿だ。子供たちの評価が書いてある。もちろん、面白くなかったなどとは書いていないが。

私には6年生の感想文だった。「葉っぱのフレディ」が好評だったようだ。それにはわけがある。初冬に読んだのだが、庭のカエデが紅葉するのを待って、きれいな葉を生徒の数だけ用意しておいた。これがフレディ、これがなんとか、と名前をつけて配ったので、印象が深いらしい。

アンモナイトなど化石を持参したのも好評を得ている。つれあいがマダガスカルから持ってきた大きなアンモナイトや各種の化石を持参し、「石の話」のような本を読む。化石にさわらせたり、持たせて重さを実感させるなど、体感授業風にしたのが評価されている。

小さい時から読書は大好きだった。今の子供は本離れしているという話で、そんな馬鹿な、と自分の好みを押しつけている部分もある。子供になったつもりで本選びをすると、一挙に若返る。

村の行事などで、子供たちから「読み聞かせの先生」と声をかけられることもある。それだけで満足な「おばあさん」である。
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