女友達

ちまたでは、女子会というのがはやっているそうな。女性だけで集まって、飲んだり食べたりするという。

私はどうせ時間を使うなら、男性との会食のほうが楽しいと思っていた。女性は話題が限られていて、つまらないと思っていたのだ。

ところが、本当に女性との付き合いが楽しい。話題が限られているのは男性のほうなのだ。
今や女性も仕事はできるし、趣味は広いし、深いし、話題は尽きないことが多い。

尊敬し、かつ親しみを覚える女友達、たくさんいるのだが、その中でも2、3人をあげると、まずMさんがあげられる。英語、フランス語を使って仕事をし、趣味ではスポーツ万能だ。一度、友人に誘われて河口湖に水上スキーにいったことがある。Mさんも私も水上スキーは初めてだった。ゴムの水着を着て、水中から立ち上がるやり方の説明を受けた。Mさんは成功、私は何度やっても立ち上がれない。

Mさんはそれからすぐに片手を離したり、モーターボートの航跡の外側に出たりと、ベテランのように水上スキーを楽しんでいた。

テニス、スキー、乗馬とスポーツだけでも多彩。音楽ではピアノを一緒に習っていたが、フルート、ヴァイオリンと手を広げ、現在ではそちらに重点をおいているそうだ。

ピアノのときには連弾を楽しんだ。来年にはピアノとヴァイオリンかフルートで合奏をしようと計画をしている。多忙なMさんだが、きっとすぐに弾けるようになるのだろう。暇な私がもたもたするにきまっている。

Iさんは国際渉外弁護士だ。文学部出身なのに弁護士となり、ニューヨークの弁護士資格もとっている。こんなにできる人なのに、やたら芸能界のニュースに詳しい。そしてチェロを弾くかと思えば、今度は日本的に能を学んでいるという。

できる女性というのは、どこが違うのだろう。下世話な噂話に笑い転げるMさん、Iさん、私と変わらないようにみえるのに。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。