リンゴ

10月22日、上田のリンゴ祭りに出かけた時、たくさんのリンゴを買ってきた。リンゴ大好き人間のつれあいが買い込んだのだ。

それ以来、その他の果物を買うことなく、連日、朝、昼、夕と食事のあとはリンゴがデザートとなる。

信州のリンゴを食べながら、口に出てくるのは
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎を我にあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこころなきためいきの
その髪の毛にかかるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかた

林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ

このころの林檎は品種はなんだろう。林檎畑に踏み込んで、「李下に冠をたださず」のいわれを思い出さなかったのだろうか、などと、無粋なことを考えている。
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beni_ha

最近はこういう素敵な女性を見かけなくなりましたね

毎日の通勤電車の中を見渡すと、NYの路地裏にたむろしてるかのような光景を覚えることがあります

・・・・・って、NYの路地裏のことはよく知りませんが
ミュージカルのCATSほどの迫力もありません

そういえば、「藤村」のような詩人もいなくなったのでしょうか。。。。





by beni_ha (2010-12-04 13:30) 

beni_ha

かれ、幸(さち)多(おお)かれ、
願はくば幸多かれ、

オヽ神よ、神よ、

かの友の清きラヴ、
美しき無邪気なるラヴに
願はくば幸多からしめよ、

涙多き汝(なんじ)の手をもって
願はくば幸多からしめよ、
神よ、願ふ、親しき、友のために願ふ

などと ふと思い出しました

上州から信濃路にはきっと美人が多いのだろうと、ささやかな憧れみたいなものを抱いていたけど
まだ出会うこともない


by beni_ha (2010-12-04 13:56) 

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